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Lyrics

​白昼リアルワールド

解の見えない

行き当たりの期待で膨らんで

彩を知らない

背けてしまう 視界を閉じる目

 

愛は見えない

心変わりで掃いて捨てる銘

世界を知らない

背けてしまう 未来を塗り替えて

 

理想とリアルワールド 安定

 

前の見えない

曇りガラスに描いている大体

答えの見えない

行き当たりの期待で膨らむ曖昧

 

真夏の太陽と冷えた檻

渦巻く白昼立ち尽くすよ

 

気付かせてよ 醒めさせてよ

夢見る僕らの悲しさと虚しさの腫れ

抜け出してよ 連れ出してよ

拙い僕らの正しさと虚しさの果て

白昼リアルワールド

​月面ワルツ

結んで解いて 時の流れに沿って

数える日付を 満たす思い出の雨

優しく風がそよぐ

今、僕の背中を押している

 

月面で踊る 旋律を鳴らす

懐かしの唄を 君の待つ場所へ

 

繋いで離して 忘れかけた温もり

果てない未来を 焦がし続けた日々よ

さよなら 星を目指し陰る

今、名前を呼んでいる

 

月面で踊る 旋律を鳴らす

閉ざされた扉 ゆっくりと開けよう

 

月面で踊る 旋律を鳴らす

待ちわびたこの日 君の待つ場所へ

懐かしの唄を もう一度紡ごう

月面で踊ろう 唄を歌おう

今、彼方まで

月面ワルツ

とおりすがり

ある日の ある街の 人々の

顔を見て 声を聞いて 通り過ぎる

遠ざかる 街並みに 背を向け

僕はまた歩き出す 遅れないように

 

ある日の ある街の 人々が

空を見て 風を聴いて 通り抜ける

近づく ビル街に 背を向け

僕はまた 歩き出す

取り残されないように

 

季節外れの花よ咲け

色は何かを訴えている

見飽きた夢の海岸沿いに

打ち上げられた

ガラスの欠片は映している

届かない太陽を

 

さよなら僕の思いも

すれ違う青春の日々

ゆらゆら心を揺らしながら

今日も街を突き抜ける

 

いつかは僕らのカタチも

定まる時が来るだろう

ふらふら脚をもつらせながら

今日も街を走っていくんだ

とおりすがり

Mysterious

微かな夜の画を 残した朝靄が

叙情の色を魅せ

突然閃くアイディア

 

汗ばむ手のひらに 冷たい風が刺す

見上げた目の先に

突然目覚めるフリージア

 

目にした一瞬をずっと向こうへ

遠ざかる永遠の想いに繋げて

積まれた機械は海へ沈んで

抜け落ちた花弁が僕を見つめている

 

微かな朝の画を 残した生命が

叙情の色を魅せ 突然花を咲かせる

 

感じていた痛みは海へ沈んで

繋がれた碇のように自由を奪っている

熱くなった一瞬をずっと向こうへ

遠ざかる永遠の想いに繋げて

Mysterious

​幻想

 輝く朝日 君は太陽

日差しが僕の色を覚ます 季節は巡る

桜の中を 潜り抜け君と歩き出した

 

季節はきっと僕らの心をそっと映すから

見たことない花が咲く

春の日今気づいたよ

 

ただ単調に吹く風も種を運んでくれるから

飛び立って舞う華やかな

期待が また芽吹いていくよ

 

沈む太陽 影は後悔

日差しが僕の過去を照らす 季節は巡る

冬枯れの中を 潜り抜け君の手をとったよ

 

季節はきっと僕らの心をそっと映すから

見たことない色に変わる

秋の日 今気づいたよ

 

ただ単調に吹く風も色を運んでくれるから

飛び立って舞う鮮やかな

変化に 戸惑ってしまうな

 

季節はきっと僕らの心をそっと映すから

見たことない花が咲く

春の日 また気づいたよ

 

ただ単調に吹く風も種を運んでくれるから

飛び立って舞う華やかな

期待を 繰り返していくよ

幻想

​灰色の猫

雪が舞った夜 凍り付いた朝

立ち止まったまま

窓を開ければ賑やかに鳴く

鳥たちが来るんだ

 

今日までの事 あらゆる全て覆われていた

広がる雪を照らす太陽 無数の宝石が光る

 

真っ白い雪化粧 歩いて

何処まで行くの?

灰色の猫は言う もう少し

雪を踏みしめていこう

 

雪が舞った夜 凍り付いた朝

動きだした今

ドアを開ければ寝ぼけ眼な

野良犬が来るんだ

 

ちらつく地面 恐る恐ると確かめていた

蹴り出す雪を吹き上げる風

日の光で虹が架かる

 

真っ白い雪化粧 歩いて

何処まで行くの?

灰色の猫は言う もう少し

雪を踏みしめていこう

 

雪が舞った夜 凍り付いた朝

立ち止まったまま

窓を開ければ勇敢な君の姿

春が来るまで

灰色の猫

奇跡のある街から

そうだよ 僕たちの青

素晴らしい日なんて

相変わらず無縁でも

雪の振る舞い さらさらと頬をかすめる

なだらかな風に揺られながら流れる

 

そうだな 僕たちは自由

数えきれないほど 道は分かれていた

雪の振る舞い さらさらと頬を赤らめ

なだらかな風に揺られながら別れる

 

そして舞い落ちた記憶の欠片にはまだ

あの日の君が映りこんで

それが反射して僕の目を塞いでいる

穢れを暴くようなあの西日の様

 

君のその弱さ 君のその強さ

そっと包み込む 冬の日の街角

きっと育っていく

きっと芽吹いていくんだよ

未来で会おう

 

いつだって 誰だって 涙するんだね

嘘だって 分かったって

人知れず強がって

 

いつだって 誰だって 塞ぎ込むんだね

見つかって 泣きついて

崩れ去れ古い自分

 

舞い落ちた記憶の欠片にはまだ

あの日の夢が映りこんで

それが反射して僕の目を狂わせていく

空を彩る 届かない彩雲の様

 

君のその弱さ 君のその強さ

そっと包み込む 冬の灯と街角

きっと育っていく

きっと芽吹いていくんだよ

未来で会おう 奇跡と

​ブルーバルーン

今日降り続いた雨 車道 きらびやかな黒

日曜 長靴の子たち 振り回す傘の飛沫

 

黄昏のオレンジと長い影のコントラスト

回り道憂う 「こんなモンじゃない」

 

ずっと遠い空から光って呼んでる

何光年も先 何百年昔 そこから旅を続けてきた

そうして長い夜を越えて手放す

ブルーに染まる想い バルーン 地面をぐっと踏みしめた

 

今日行きそびれた喫茶店 角を曲がった先の楽煙

 

ずっとロード中...の壊れかけの回路

吹き上げる灰色「こんな場合じゃないや」 

 

ずっと深い海から光って呼んでる

宝石の価値 自由の形 目を閉じて手を伸ばすよ

そうして長い夜を越えて迎える

旅立ちの日 期待を胸に 過去の自分も道連れに

 

ずっと遠い空から光って呼んでる

何光年も先 何百年昔 そこから旅を続けてきた

そうして長い夜を越えて手放す

ブルーに染まる想い バルーン 弾けて青空 見えた気がした

気がしただけ

​ブルーバルーン

今日降り続いた雨 車道 きらびやかな黒

日曜 長靴の子たち 振り回す傘の飛沫

 

黄昏のオレンジと長い影のコントラスト

回り道憂う 「こんなモンじゃない」

 

ずっと遠い空から光って呼んでる

何光年も先 何百年昔 そこから旅を続けてきた

そうして長い夜を越えて手放す

ブルーに染まる想い バルーン 地面をぐっと踏みしめた

 

今日行きそびれた喫茶店 角を曲がった先の楽煙

 

ずっとロード中...の壊れかけの回路

吹き上げる灰色「こんな場合じゃないや」 

 

ずっと深い海から光って呼んでる

宝石の価値 自由の形 目を閉じて手を伸ばすよ

そうして長い夜を越えて迎える

旅立ちの日 期待を胸に 過去の自分も道連れに

 

ずっと遠い空から光って呼んでる

何光年も先 何百年昔 そこから旅を続けてきた

そうして長い夜を越えて手放す

ブルーに染まる想い バルーン 弾けて青空 見えた気がした

気がしただけ

夏の続き

点と線で繋いで 描き上がったイラストに

めくるめく時を与えて 踊り出すたった数秒間

 

カーテンをくぐると 君が振り向いて笑った

間近に迫る出来事を 投げ出しその虜に

 

曇り空が続く展開に、きっともう飽きてしまうね

 

夏の終わり 君の香り 記憶  すれ違うとき懐かしくなる

未だ蒼く 過去を許せない僕は未来を想像できないでいる

 

劣等感を背負って そのゲートは通れない

めくるめく日々を越えたら 飛び出せるたった数歩でも

 

不安要素を並べると 思うほど数も少なく

間近に迫る出来事を 迎え撃つその自信に

 

雨が降り止まぬ展開も、長い話のワンシーンさ

 

夏は続き 日々は彩り 色も様変わる木々 大通りに沿う

過去を抱いて今を歩み 新たなる季節がこちらを手招いている

 

放物線 挫折 夢 音も立てずに崩れる

 

夏の終わり君の香り 記憶 すれ違うとき懐かしくなる

それは苦く、甘く溶け合って切ない

噛み締めたまま日々は巡り...夏の続き...

過去を抱いて今を歩み

僕たちは未来を、想像を乗り越えていく

奇跡のある街から
ブルーバルーン
夏の続き

メモリーズ

車窓の遥か向こうには 透き通る海の詩

呼吸も僅かに乱れれば すかさず入り込む味

 

混ざれないパレットの上 宙に浮いたみたいな色

入り組んだ抽象画を抜け落ちて 風に溶けてしまえばいい

 

High speed ミラー越しの街灯 間隔を変えてく

Red light はやる胸 あの日の記憶を追っていく

 

闇を飾る街を抜ける 白くけむる砂地を抜ける

乾いた体 潤すMelody

 

緑揺れる森を抜ける 青く香る海辺が見える

優しく体を巡るMemories

 

さよならの雨 ワイプして入り組む放物線

 

High speed ミラー越しの嵐

Red light 今日も

Red light まだ

 

Memories

入り組み Memories

巡り Memories

​三日月と少年

スターライト

魔法の粉を蒔いた少女はとある少年を見つけた

 

ムーンライト

三日月に腰かけた老人は懐かしみ呟いた

 

老人「まだまだ夢は捨てないさ。

かつて少女が私にくれた力。」

 

少年「今、心に穴が開いてる。

もう此処が僕の生きる場所なのかな。」

 

違う未来、想像しただけで夜が明け、街は動き出した

 

スターライト

魔法の粉を浴びた少年はもう大人になっていた

 

ムーンライト

三日月に看取られた老人は星となって少女を問いただした

 

少女「いつか浴びた魔法で芽吹いて実った果実が、

幻で終わってしまう前に行かなきゃ」

 

まだまだ不安は降っていた

 

「自分の足で行けるところまで。

それでも、まだ間に合うはずなんだ」

 

そして魔法を捨て去って明日を生きる

 

「今、心に灯が点いてる。

もう此処で終わることはないだろう」

 

違う未来、想像して一歩踏み出して、街は動き出した

sepia

「誰にも会いたくないの」って 君は言う

明かりも点けないで部屋の隅 一人泣いてた

 

背を向け明日から逃げても 陽は昇る

君も僕も同じだよ 弱いんだ

昔聞いた話幸せなエピローグ それは誰が決めたの

目を逸らして逃げ続け 朝日に焼かれて

朽ちていくそれだけ

 

止めど無い欠片拾い集め 思い出の色に染めていく

見える世界全てがそうニセモノなのだろう

必死に抗って無様だろう 笑うのならば笑えばいいよ

色の無い世界君を探してる

 

「明日が来るのが恐い」って 僕は言う

君も僕も生きていくこと 苦手だね

 

灰色の街霞みゆく空 全部嘘って聞かせて

 

自分自身のことでさえ 分からない僕らです

もういいよ。泣いてよ…

 

止めど無い欠片拾い集め 思い出の形紡いでいく

膝をついて下を向いて 色を探してる

必死に抗って無様だろう 笑うのならば笑えばいいよ

色の無い世界僕は何処にいる

 

止めど無い欠片拾い集め 思い出の色に染まっていく

不器用でも不確かでもそれでも生きている

必死に抗って無様だろう 笑うのならば笑えばいいよ

いつか色付くその日を信じて

メモリーズ
三日月と少年
sepia

Never Freeze

揺らめいた水面を 見下ろした鳥の目に

疑いをかけた正午に

流れるような画面に 未来では廃のエナジー

語りを尽くさぬように

 

氷の中で 鈍る痛みが

忘れられないように 繰り返されないように

それを溶かして 霧の向こう側に 

小さな光を見たら 進んで行かなきゃな 君と

 

煌めいた夜空を 見上げたあの子の目に

歓びを抱き合った日

誇れるほどのことは 何一つ成していなくとも

ささいでも燃え尽きぬように

 

氷の中で 鈍る痛みが

忘れられないように 繰り返されないように

形を変えて 生まれ変わっていく

小さな力になるのさ 進んで行かなきゃな

壁を壊して 塵の向こう側へ

小さな光を見たら 進んで行かなきゃな

 

氷の中で 鈍る痛みが

忘れられないように 繰り返されないように

それを溶かして 霧の向こう側に

小さな光を見たら 進んで行かなきゃな 君と

Never Freeze

Amsterdam

午前9時 連なる自転車またがって

夢酔いも緩やかに去ってしまったね

すり抜ける水上のバスを見下ろして

今日もまた照り返す朝が眩しくて

 

午前9時 連なる自転車またがって

夢酔いも緩やかに去ってしまったね

石畳 貫くレールと交差した

今日もまた乗り継ぐ毎日にふらついて

 

Stay here with me more time!

滞りなく片付いたら 精一杯悩んで

I wanna talk to you day and night!

 

Stay here with me more time!

滞りなく片付いたら 精一杯笑って

I wanna talk to you day and night!

ステージいっぱい並んだ楽団のように華やかさ

精一杯走ってもうこのままじゃいらんない!

Day and night

Amsterdam

​色彩

一つが並んで ぽつり ぽつり 優しく触れる

水辺の雨音 映る姿 小さく揺れる

哀しく鐘が響く

 

二つを重ねて ふわり ふわり 優しく広がる

四季の風吹き続く明日が僕らの果て

 

彷徨う揺らぎの中で 白色に花が咲いて

隣り合う色を見つけた 僕は歩み続けよう

花がいつしか枯れるように セピア色 乾いた夢

限られた時の中で 僕は探し続けよう

 

繋いだ三つ目 ゆらり ゆらり 近づく足音

揺れる心を通り抜ける歓びの鐘

 

その音が その風が 僕らの色彩を描いた

その音が その鐘が 誰かの色彩を繋いでは響いた

 

彷徨う揺らぎの中で 白色に花が咲いて

隣り合う色を見つけた 僕は歩み続けよう

花がいつしか枯れるように セピア色 乾いた夢

限られた時の中で 僕は探し続けよう

色彩

​空っぽの町

何も無い空っぽの町

液晶の端

乾く指先

流れ込む同調の空気

見せかけのフレンズ

野次馬の群れ

 

情けなくて 砕け散ったんだ

自分自身に嘘をつくのはやめ

情けなくて 変わりたくなった 

誰かのせいにしてるうちはだめ

 

何が無い?空っぽの町

狂う歯車

涙の理由は

流れ込む不穏な空気

遠ざかるフレンズ

行かないでくれ

 

情けなくて 砕け散ったんだ

自分自身に嘘をつくのはやめ

情けなくて 変わりたくなった

誰かのせいにしてるうちはだめ

 

後になって気付いてしまった

間に合うなら君に謝りたい 

情けなくて 砕け散ったんだ

自分自身に嘘をつくのはやめ

 

君がいない空っぽの町

 

作詞:リンゴ,ナツミ

作曲,歌:ナツミ

編曲:Name's

空っぽの町

​波しぶき

近づく足音 誰かの絵空事

遠くの戯言(たわごと)を並べる

ささやく耳元 世界の他人事

遠くの戯言(ざれごと)を並べる

 

「もうやめれば?」

「またやめるよ」

「生き返るのよ」

ずっと…

 

雨が洗って 風が刺さって

波に揺れている僕らの船

雨が上がって 風がさらって

波に揺れている今

リアル

 

雨が洗って 風が刺さって

波に揺れている僕らの船

雨が育て上げ 風が運んで

波に揺れている今

リアル

 

しぶきを上げて 季節が変わって

軌跡を辿って しぶきを上げて

波しぶき

Retrace

空は夕暮れに染まっている

通りには見覚えない店が立つ

なんだか懐かしい匂いがする

ありがとう 目を瞑ればそこにある

 

いつか僕も未来へ飛び立つんだって

小さな両手を伸ばしていた

軋んだピアノに触れて灯された火は

淡い春の芽 笑いあった日 あの頃の夢

 

いつか僕も未来へ飛び立つんだって

小さな両手を伸ばしていた

 

そしてここに立つ 何が正しいかなんて

今でもこれからもわからないや

軋んだピアノに触れて灯された火は

淡い春の芽 笑いあった日 あの頃の夢

 

空は夕暮れに染まっている

通りには見覚えない店が立つ

なんだか懐かしい匂いがする

ありがとう またね

Retace

​今日もまた僕は汚れてしまった

今日も僕はまた汚れてしまった

全てが終わる日に僕たちは始まる

今日もあの場所が壊されていく

僕たちの思い出の地

 

今となっちゃ覚えてるやつなんかいないよな

 

承認欲求欲しさに

今日も僕はまた汚れてしまった

クゾンマバレレサイアリトヒタッタ

 

本当の愛を見つけられず 模索するのもうEND

愛をくれよ 深く底まで

偽物の出会い重ねては 心のドアはもうClose 

愛をくれよ 深く底まで

 

今日も僕はまた汚れてしまった

全てが終わる日に僕たちは始まる

今日もあの場所が壊されていく

僕たちの思い出の地

 

今となっちゃ覚えてるやつなんかいないよな

 

承認欲求欲しさに

今日も僕はまた汚れてしまった

バケツにいっぱい蜜がたまった

クゾンマバレレサイアリトヒタッタ

 

本当の愛を見つけられず 模索するのもうEND

愛をくれよ 深く底まで

偽物の出会い重ねては 心のドアはもうClose 

愛をくれよ 深く底まで

 

今日はあの場所で出会ってしまった

影のある秘密の存在

今日の僕はまだ汚れてはいない

今日もあの場所が壊されていく

平凡な日々こそ美学

 

作詞:らびメロ

作曲,歌:ナツミ

編曲:Name's

​今日もまた僕は汚れてしまった

​白光

丸い地球の真ん中で

青い海へと投げ入れる

沈んでいく僕の心

これでいい?

 

暖炉に傾く揺り椅子で

灰になるまで見届ける

煙に巻いた僕の心

これでいい?

 

窓の隙間 入り込む風

冷える束の間 温まるまで

眠る間際 揺れ動く影

鋭利な記憶が抜け落ちるまで

 

丸い地球の真ん中で

青い海へと飛び込めば

俯瞰で見た僕の過去が今を見る

 

ずっと前を塞いでいる

じっと耳をすましている

すっと僕を奪っていく

そして何処が光っている

この羽を狂わせる美しい記憶

 

丸い地球の真ん中で

これで良いかと尋ねても

僕の声が曖昧では

誰も振り向かないかな

 

すっと空が晴れても

まだどこか不安でも

ずっとそれが続いていく

そして何処が光っている

この羽を狂わせる哀しい記憶

​白光

​Afternoon Forest

とある日の午後

濡れた地面を傘を片手に歩き始めた

雨音が刻むリズムが

街の装いを少し変わらせた

 

とある日の午後

湿る空気の冴えない森を歩き始めた

雨音が刻むリズムが

森の記憶をまた取り戻した 

 

そして始まりと終わりの

境界線の上でみる

遠ざかる方に憧れて

 

無限の可能性眠る森

鳴り止まない音の在処を

木々の合い間を吹き抜ける

風のように探して

優しく湿る雨の降る午後

鳴り止まない音の在処は

吹き抜ける風のその行くままに

Aftenoon Forest

​あいまいな世界

待っていた夢見ていた世界は

楽しみも苦しみも混ざって

分かってきた違っていたある日の僕から

優しく尚かつ正しく去っていく人

喪失は…

 

大切な答えに繋がって次へ

未だ目の前は陰るけど

曖昧な世界に漂ってる雲のように

浮かんでは消えていくよ

 

開いた地図 記した場所を探して

遠回りで悪戦苦闘の旅さ

それでも今当てずっぽうでも此処に光る物

振り返れば称えられる理由があること

それだけでも…

 

大切な答えに繋がって次へ

未だ目の前は陰るけど

幸いな偶然を乗り継いで渡る世に

浮かんでは垂れ込める雲

 

雨上がり 街に顔を出す太陽

浮かび上がる道を駆ける

 

曖昧な世界に紡ぐ道のり

もっと答えを繋ぐんだ

大切な答えに繋がって次へ

また目の前は陰るけど

曖昧な世界に漂ってる雲のように

浮かんでは消えていく

浮かんだ道を駆ける

あいまいな世界

ミラージュ

遠ざかる夏の声

降り頻る雨の中

張り詰めたこの胸を

突き抜けるように

走るブルートレイン

 

朝に向かった夜は静まり

僕が目を閉じ眠りにつく頃

遠くの明かりは何かを描いている

黒いキャンバスで光が踊り出す

 

風よりも速く星より輝く

一瞬の青春をもう一度

眠り込んだ景色に

浮かび上がる蜃気楼

一瞬の情熱をもう一度

 

茹だるような夏の夜

立ち上る入道雲

降り出した悲しみを

振り解くように

走るブルートレイン

 

何を目指して何に憧れた

不確かなその先に今一度動き出す

 

風よりも速く

星より輝く

一瞬の青春をもう一度

眠り込んだ景色に

浮かび上がる蜃気楼

一瞬の情熱をもう一度

 

どこまでも強く

どこまでも青く

真っ直ぐに辿り着く場所へ

ミラージュ

​Second Green

誰かが言ってたコースをなぞっている

そんなものは行ってみなきゃ知る由もないのに

 

今更気付いている周りを見渡す

自分のことは自分でしか見張ってやれない

 

面倒なことならたくさんあるだろう

小さな一歩目が運命になるから

 

夜に項垂れてささくれた心の隙間に

そっと吹き込む言葉は死なない

朝を迎えて華やかな花を咲かせよう

それを合図に君を迎えに今行くよ

 

意味など要らない そんな時もある

体は心のいくままに連れ添ってみるもいい

 

明快な答えを無理に探すより

走り出すことから運命が光るかも

 

朝に寝ぼけて霞んでいる僕だけの世界に

そっと吹き込む希望は死なない

君を迎えて晴れやかな今に咲かせよう

それを合図に君を抱き寄せてしまおう

 

雲の果てで魔法が壊れてしまったとしても

閉じた目に現る

大切なものを抱きしめるよ

 

夜に項垂れてささくれた心の隙間に

そっと吹き込む言葉は死なない

朝を迎えて華やかな花を咲かせよう

それを合図に君を迎えに今行くよ

君を抱き寄せてしまおう

second green

​microcosm

緩やかな坂道は

光へと向かっている

柔らかな呼び声で

何もかも満たされよう

 

どんな木も

どんな水も

どんな火も

どんな意志も

 

暗闇で始まった

孤独すら飲み込んで

高らかな産声に

何もかも満たされよう

 

どんな木も

どんな水も

どんな火も

どんな意志も

 

さあここから始まる

小さなライフストーリー

その手を離して

 

この手を離して

microcosm

​ユーフォリア

何が見えるんだろうか

君が知り得る未来とは

捉えた光たちが踊り続けるグラウンド

道路の向こう側に立ち並ぶビルの谷間に

立ち入りできないみたい

それを表すパイロン

 

何色に見せようか

僕が切り取るこの世界

止まらない時間の中でせめぎ合うラウンド

窓の向こう側に誰かの正義と張り紙

悩んでもキリがない

引っ付いた昨日を洗い流す雨

 

ユーフォリア

願い叶え続けることで

人は今この時も輝いて

 

ユーフォリア

いつか成し遂げた火を灯して

街は今この時も輝いている

 

最後には今を

繋いできた未来を

愛していると言えるよう走り続ける

ユーフォリア

Endless Roll

晴れ渡る空 雨が降る空

繰り返すたび強くなるだろう

間違えること 馬鹿になること

数え切れずに歳をとっていく

 

君が笑っても僕が泣いても

時は変わらず過ぎゆくのだろう

 

針はいくらか速く感じて

僕は何か焦り出す

 

FLAY AWAY

届くかな

続く明日へ向こうへ

I SEEK FOR TRUE LOVE

 

FLAY AWAY

聞こえるかい

続く明日へ向かう声

I SEEK FOR TRUE LIFE

 

時が経ったら変わりゆくこと

時が経っても変わらないこと

そのバランスを持ち直したら

そのスタンスを貫いていこう

 

君が泣いても 僕が怒っても

時は変わらず過ぎゆくのだろう

 

針はいくらか速く感じて

僕もついに走り出す

FLAY AWAY

届くかな

続く明日へ向こうへ

I SEEK FOR TRUE LOVE

 

FLAY AWAY

聞こえるかい

続く明日へ向かう声

I SEEK FOR TRUE LIFE

Endles Roll
望遠鏡

​望遠鏡

湖を彷徨う一隻のボートのその行く末を見つめる

波に揺れ軋むその姿で幾千の夜を越え抗う

 

凍りついてもすれ違っても

目覚める朝 交わる未来

 

信じた地図をずっと握りしめて

ここまできてもまだ迷いだす

 

探している迷い込む夜から連れ出す星

想像の先を見渡せる丘の上を目指す

考えても答えの出ない問いかけは空に

ひと思いにばら撒いて眠りの街に降り注いで消える

 

静寂に寄り添う一等星

やがて来る朝焼けに抗う

 

凍りついても孤独でも

繰り返す日々 交わる未来

 

全てを得られはしない

天秤にかけながらその選択をまだ恐れている

 

考えても答えの出ない問いかけは空に

ひと思いにばら撒いて眠りの街に届く

諦めも悔しさも時に明るい未来の光

想像の先を照らして彷徨い続けた僕を連れ出す星

 

誰にも見えない まだ誰も気づかない

きっと君も知らない光を見つけて

 

湖を彷徨う一隻のボートのその行く末はいつか

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